パワーキャルについてのよくあるご質問Q: パワーキャルで心拍数も得ることができる?A: はい。通常の心拍ストラップ同様に、心拍の実数を発信いたします。 Q: ふつうのハートレートストラップとどう違うの?A: パワーキャルには急な心拍数の変化を俊敏に察知し、出力の急激な上昇や下降を推測できる、高度なパワー算出アルゴリ Q: パワーキャルのパワー算出プロセスにユーザー個人の体力データを考慮させるキャリブレーションと
|
PowerTap (実測値) |
PowerCal (計算値) |
誤差 |
|
パワー |
165 |
175 |
+6% |
TSS (トレーニング・ストレス・スコア) |
198 |
215 |
+8.5% |
NP(標準化パワー) |
198 |
206 |
+4% |
Data courtesy of TEAM RODRIGO
こういった製品の仕組み・特徴をご理解いただき、パワータップなどの実測式パワーメーターが
なくても、目安としてのパワー
値を見ることができる手軽なアイテムとしてご愛用いただければ
幸いです。
A: パワーキャルはあらゆるタイプのサイクリストにメリットをもたらすよう開発されましたが、パワータップが計測する実際の
パワー値とパワーキャルの推定パワー値の間にかい離があることから、以下のような方、シチュエーションに特にお勧めでき
る商品です。
・心拍計を所有していない、または買い替えようとしている方。
従来の心拍ストラップの購入よりは出費はかさみますが、心拍数以外にパワー、キロジュール(消費仕事量)、FTP(機能的
作業閾値パワー)、NP(標準化パワー)、トレーニング・ストレス・スコア(TSS)などのパワートレーニングに欠かせない指標
が得られます。今日、パワートレーニングはアマチュアの中級レベルのサイクリストにも急速に普及しつつあります。今すぐに
これらの指標を管理したパワートレーニングを始める予定はなくても、自分のパワーの概算を目安として知っておいて損はな
いでしょう。
・パワートレーニングを始めたいが、いきなり10万円超の本格機材に手を出すことに躊躇している方。
すでに心拍トレーニングをしており、トレーニングを次のレベルへと昇華させたいのであれば、推定値とはいえ、手軽な価格
でパワー値が得られるパワーキャルは非常にお勧めできます。
・すでにパワータップを所有しているが、レースではノーマルハブのホイールを使用している方。
普段のトレーニングでは出せないようなパワーを出せてしまうのがレースというもの。せっかくの貴重なデータ収集の機会を
みすみす逃す手はありません。パワータップ、とりわけ最新モデルのG3シリーズはすでにかなりの軽量設計となっており、
重量面でのハンデはほとんどありませんが、レースでどうしても使いたいホイールがある場合、代わりにパワーキャルにデー
タ取りを任せるのも一案です。
・家でトレーナー台を使用したり、ジムのエアロバイクを漕いだりと、フィットネス目的で自転車に乗っている方。
ただ時間だけを決めてエクササイズするよりは、出力を目安にしたエクササイズのほうがはるかに高効率です。屋内で一定
ペースでペダルを回すのはパワーキャルの得意とするシチュエーションです。また、消費カロリー(キロジュール≒キロ
カロリー)を見ることができるのも、フィットネスには大いに役立つでしょう。
A: いいえ、パワーキャルを使用可能なライダーの体重範囲というものは特にありません。パワーキャルのパワー算出アルゴリズ
ムの確立には、体力レベルや体格、年齢などさまざまなライダーデータが考慮されており、ユーザーが誰であれ、可能な限り
高精度のパワーデータをはじき出すように設計されています。
A: パワーキャルは防水設計にはなっていますが、水中での使用は避けてください。また水中で使用されて故障した場合、保証の対象外となりますのでご注意ください。
A: 研究室など、すべての要因がコントロールされた空間では心拍とパワーに相関関係が存在することは事実であり、それ自体
は新しい発見ではありません。ただ、外界ではさまざまな外的要因がその関係に影響を及ぼし、心拍からパワーを推測する
ことが途端に困難になるのです。サイクルオプスとコロラド大学ボルダー校は何年にも渡り、屋外のあらゆる条件下での走行
データを収集・分析し、そのような要因のひとつひとつを考慮する、心拍ベースのパワー算出アルゴリズムを開発したのです。
A: キロジュールはパワーから計算されています。
A: ユーザーの体力の変化については、パワーキャルのシステムをユーザーの最新の能力に適応させるキャリブレーションを定
期的に行う必要があると考えていましたが、研究結果からは心拍を計算のベースとした時、こういった変化がパワー推定値の
精度に及ぼす影響は、その他の多くの要因に比べると極めて小さなものであることが分かりました。言い換えれば、心拍をも
とにした推定パワー値にはもともとデータの誤差があり、身体能力の変化による数値の変動幅はその誤差の範囲内であると
いうことです。
パフォーマンスの指標としてパワー値を持ち出す際、その他の変数に対してパワー値を見ることで、自身の進化の具合を見極
めようとします。つまり、スピードやケイデンスといった他のメトリクスの相対値としてのパワー値を理解・分析することで、ユー
ザーの体力の向上や疲労、脱水現象が生じさせるパワー値の誤差をある程度推測することができると考えられます。
A: パワーキャルの心拍およびパワー情報を表示させるには、サイクルコンピューター側が心拍およびパワーのANT+信号を受け
ることが可能な設計である必要があります。他社製のANT+サイクルコンピューターのなかには、実際にはスピードや心拍の
みがANT+対応で、パワーに関しては非ANT+のものもございます。また、すべてのANT+対応サイクルコンピューターにパワー
表示機能が備わっているわけではございません。
お使いの機器が心拍とパワーのANT+信号を受信でき、ディスプレイに情報を表示できるかどうかは、そのメーカーまたは販売
代理店にお問い合わせください。