ロードシューズのソールとビンディングの選び方

ソールの選び方

ソールは主に、カーボン、樹脂、カーボンと樹脂の複合タイプの3種類に分けられます。
そしてそのそれぞれにメリット・デメリットが存在します。
カーボンは硬くて軽いという特性があります。
軽い点がメリットであることは言うまでもありませんが、ロードシューズにとってはソールの硬さも非常に大切なポイントとなるのです。
なぜなら、ソールが柔らかいと力を吸収してしまうため、踏み込んだ力をダイレクトにペダルに伝えることができなくなってしまうからです。
その点、カーボン製のソールは硬さがあるため、思い通りのペダリングが実現します。
その一方で、合わないと足裏が痛くなったり膝に負担がかかることもあるので、カーボン製は上級者向けと言えるでしょう。
樹脂ソールはカーボンよりも柔らかいため、初心者にはこちらのほうがおすすめです。
柔らかいといっても普通のスニーカーのゴム底などとは比較にならないほど硬いので、歩行には向きません。
カーボンと樹脂の複合タイプは、カーボンコンポジットとも呼ばれています。
クリーと取り付け部分にはカーボン、それ以外の部分には樹脂を使用することで、剛性がありながらケガのリスクも軽減する仕組みになっているので、初心者にも上級者にもおすすめです。

ビンディングの選び方

ビンディングは、ロードシューズとペダルをつなぐ要となる重要な部品なので、自転車の一部と言っても良いほどです。
だからこそ軽視してはいけません。
昨今主流のペダルは、LOOK、TIME、SHIMANOの3種類でしょう。
TIMEはプロが多く使用しているビンディングペダルで、初心者にはやや難度が高いブランドです。
SHIMANOは信頼性が高く、乗る人の技術を問わず広く使用されています。
初心者は、まずSHIMANOを選んでおけば間違いはありません。
LOOKは老舗のビンディングペダルで、SHIMANOとも互換性があることから、ある程度乗り慣れてきてからLOOKに切り替えるという人もいるようです。
いずれも、有名だから、人気があるからといった理由で選ぶと、失敗する恐れがあります。
まずは装着可能なビンディングやソールの違いを正しく理解することから始めましょう。